『「つながり」の進化生物学』を読んで

言語学には前々から興味を持っていた。なぜ人は言語を使うようになったのか、、期待を込めてこの本を手に取った。

 

明確な答えは得られなかったのだが、いくつか目から鱗な考え方に出会ったので、それらを記す。

 

ティンバーゲンの4つの質問

動物の行動を理解するためには、「メカニズム」「発達」「機能」「進化」という4つの問いかけをして、それに答えなければいけない。

これらの質問を使いこなせれば、思考の助けになってくれそうだ。

 

◯情報習慣病

生活習慣病をもじった言葉。人間はカロリーの取りすぎに対しての防衛機能を持っていない。昔は必要なかったからだ。そのため、自分の意思でカロリー摂取を制限しなければ、病気になってしまう。

SNSも同じである。カロリーを「つながり」に変換したらよい。現在TwitterInstagramなどSNSでつながることが容易になっている。人間はつながることの快感を欲するものであるため、延々とつながろうとしてしまう。結果として、SNSで長い時間を過ごし、他のことがなにもできなくなってしまうのだ。これを情報習慣病という。

 

◯座布団の法則

ものすごく狭い分野でいいから、世界の10本の指に入るくらい頑張ってみる。そうすると、周りも一緒に持ち上がる、そう、座布団みたいに。

狭い分野を探そうとするより、新しい分野作ってみてもいい。筆者は動物と歌とコンピュータが好きで、それら全部を勉強できる分野を作ってしまったそうだ。

自分だと、、、ちょっと考えてみよう。