「匿名建設コロシアム」に行ってきた

建設業界の社長10人と学生100人が、業界の実情について議論を交わすことを目的としたこのイベント。

 

高校の友達に誘われ、就活のことも意識し始めていた僕は参加してみることに。

会場に着くまでさっぱり中身が分からず、このイベントは大丈夫なのかと不安に思っていた。

 

始まってみれば社長10人対学生30人。広告に費やすお金は無かったのかな?

 

中小企業の社長たちがズバズバと本音をさらけ出し、それは僕の思っていたイメージを大きく変えるものであった。

社長の年収、建設業界はやっぱりブラック?などといったディープな質問にも本音で答えてくれた。

親の影響もあってか大企業志向だった僕は中小も悪くないな、むしろいいんじゃないかなと思えた。小規模の方が「この仕事は自分が手掛けた」という自覚、満足感を味わえそうだ。大企業のコマになるのも癪に障る。

 

十人の剣闘士の中に、僕が通う大学の卒業生が一人いた。

懇親会でその社長と話す機会があった。もちろん他の社長よりは会話のネタもあったし、若干気にかけてはくれたという印象がある。もう一歩踏み込んで自分を売り出せばコネクションというものが作れたりするのだろう。

 

働くってどういうことなのだろうと疑問に思っていた僕にとって、意義のあるイベントであったと思う。